風の吹くまま日記

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
庭の朝顔 ばしばし咲き出したよ。

20070706003214.jpg



気がつけば、今日は七夕じゃないですかぁ!
七をタナ 夕をバタと無理やり読ます。美しい日本語です。
あべっちの好みそうな美しさです。



私が小学生だった頃、

七夕祭りはクリスマス会と並び、外せない年間行事のひとつだった。

子供たちが短冊に願い事を書き、それを笹にザラザラつけて廊下に立てる。

笹の葉サラサラ 短冊ザラザラ。

折り紙で作った金銀の星や 輪っかをつなげたのも、定番のザラザラ。



「字がうまくなりますように」――― 努力しな。

「しょうらい 大金持ちになれますように」――― あぶく銭は身に付かねぇぞぉ。

「髪の毛を伸ばしたい」――― 逆に伸ばせない理由はなんだ?

担任も読んでてさぞかし微笑ましかったろう。



その前年の七夕祭り。

私は好きな男の子がいたクラスの廊下へ走った。

もちろん願い事を読みに行くのよ。

一大事なのよ。

その子の短冊を 過呼吸モード&誰にも気づかれないモードで探し出し、

一字一字 舐めるように読んだ。




「野球がうまくなりたい」

うぉぉぉぉぉぉ!野球か!そうきたか!

野球してるとこなんか見たことないぞ。でも野球か!いずれ野球か! 

・・・・・・願い事、思い浮かばなかったんだな。そういう子だ。そこがまたいいんだ。

私は秘密を共有したかのようなコーフンを覚える。



その日から “巨人の星” を熱心に観るようになった。

テレビはもちろんのこと 漫画も読み続けた。

星飛雄馬は大リーグボールをなぜ打たれたか、それは その致命的な欠点とは



豪速球だが球質が軽い!



なるほど その致命的さに 私はトリハダが立った。



翌日の20分休みの時間、

女子も男子に混じってドッジボールをして遊んだ。

そこで私は、“ドッジボールの達人” と呼ばれた ハルヨシ君の球を

初めて取った。しっかと受け止めた。

ビックリした。

そして思わず口をついて出た言葉が、



「ハルヨシ君の球は 速いけど球質が軽いのよ!」



みんな根拠も無く納得した。小学生だったから。

そんな空気になってしまった。

以後、ハルヨシ君の投げる球は 女子にもことごとく取られることになる。

あてずっぽが的中して、私は動揺&コーフンした。

私ってすげぇ。

今 花形満になってる。



ハルヨシ君は “ドッジボールの達人” にかなりのプライドを持っていたから、

次の日学校を休んだ。

今 思えば罪なことをした。 ううん!巨人の星が悪いのよ。

飛雄馬が未熟だったから。



「女子がドッジボールに入りませんように」と書かれた短冊は

間違いなくハルヨシ君のだと思った。

それだけが無記名だったけど。私には分かった。

無記名だからこそ分かった。

別の意味で秘密を共有してしまったわ。



くつろぐ人気ブログランキング ←応援ヨロシクデス ポチッとな。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://corocoro0327.blog96.fc2.com/tb.php/75-5f2a56de
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。